亀井建築設計事務所 - Idea　会社理念

気持ちのよい建築を目指します

人が住み、生活し、働き、休み、遊ぶ空間を取り囲む建築は、その全ての行為を守るものでなければなりません。と同時に、その場所で過ごす大切な時間を居心地よく、快適に、リラックスしたものとなるよう気配りをしたものでなければなりません。そのためには平面計画や空間のプロポーションという基本的な要素は言うに及ばず、光や風・水といった自然環境との協調や建築各部を彩る素材との関係、肌に触れる部分の感触や風合、匂いなど、人の持つ五感全てにとって「気持ちのよい」建築を設計していくことが大切であると考えています。

地域に根ざした建築を目指します

全国どこへ行っても、地域性の感じられない「どこかで見たような建築」に出会うことはありませんか。
建築は本来その地域の気候風土や地域に根ざした生活指向、材料、工法などによって構成要素を大きく左右され、その地域ならではの「あるべき姿」を持っているはずです。それが現代では鉄、コンクリート、ガラスといった普遍的な材料によって基本空間を構成されることや、室内環境を強制的に均一にすることで、「どこでも成り立つ建築」へと姿を変えています。
その地域独自のカラーや自然環境・街並みとの調和、受け継がれている慣習などを丁寧にひも解き、本来あるべき姿にもう一度思いを馳せてオリジナリティのある建築を設計していきたいと思っています。

シンプルで柔軟性のある建築を目指します

機能性に優れた形態は総じてシンプルかつ洗練されているもの。長い間使われていても飽きのこない輝きを持っているものです。建築も同じです。計画されてからその使命を終えるまで相当期間その場にあり続ける建築は、ライフサイクルを意識した耐久性のあるシンプルな形態と、その時ごとに変化するライフスタイルに対応でき得る機能的な柔軟性を持ち合わさなければなりません。そのためには躯体と設備との取り合いに配慮したり、躯体（スケルトン）と関係なく内部空間（インフィル）を更新したりすることのできる、スケルトン＆インフィルの考え方を取り入れながら、使い馴染むことによってさらに輝きを増す建築を提案していきます。